薬膳で使う食薬をピックアップしました。
側柏葉(そくはくよう)
分類 理血類(止血類)
五気六味 寒(微寒)/苦、渋
帰経 肺、肝、脾、大腸
熱をもったことからの出血、喀血、吐血への働き、生理の出血が多い時。
痰をとり、咳を抑える働き。
脱毛、白髪
ヒノキ科のコノテガシワの若枝と葉
(種子は「側柏仁」滋陰類)
日本にも玄関先の植木なんかに、普通に植えられてます。
「止血類」という大枠の分類で分かれていますが、
なんと言っても注目は「生髪烏髪」という効能!!
男性の頭髪脱毛は、非常に厄介でなかなか対処することはできないらしいのですが、
というのも「男性ホルモン→頭髪脱毛」という図式ができてしまっているらしく、
「男性辞めますか?」「ハゲ諦めますか?」みたいな選択になるみたいです。
逆に言えば、髪の薄い男性は、非常に男気があるってことですね。
ま、でも強いて言うと「側柏葉」が一番薦められる。
って、とある大学の教授をやっている中国人の先生が言っていました。
◇応用例◇
薬膳素材辞典(源草社)
脱毛防止、発毛促進:側柏葉をそのまま粉末にして、胡麻油で練って毛の生え際に塗る。