生気通天論③

薬膳

陰陽のバランス

陰は体の奥にあり、生命の原動力である精気を貯える。
陽は体の外を防衛し、筋肉を強壮させる。

陽が強すぎると、外へ発散し過ぎてしまう。
陰が強すぎると、内へ溜め込み過ぎてしまう。

陰陽の平衡をはかると、
気血水がそれぞれの道に沿って流れ、全身の機能が健全に動かせる。

陰陽が調和すれば、外邪の入る隙間はなくなり、健康と若さを長く保つことができる。

陰陽のバランスが悪くなったら、外邪が体に侵入しやすくなる。
外邪が体に侵入すると熱を生じ、各機関が傷む。

陰陽調和の鍵は、陽がしっかり外を守ること。
外がしっかり守られていることで、陰が体内に平穏に居座れることで肉体も精神も安らぐ。

陽が強過ぎればどんどん気が発散され、陰気も次第に減ってしまう。
陽が弱過ぎれば外邪の侵入を阻止できない。
陰陽が離れ離れになることがあれば、生命の危機になる。

五味

五味は、身体に取り入れた食物の五つの味から生成されるもので、
五味は臓器を養うけれど、摂りすぎると臓器は損傷する。

五味をバランスよく摂れば、心身健康に過ごせる。

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